卒業生を送る会

 こちらは中学部で行われた卒業生を送る会です。受験やすでに学校が始まっていて出席できない生徒もいて全員そろわない寂しさもありましたが、これから在校生がどんな催しをしてくれるのか、みんな興味津々です。
 まずは、はじめの言葉です。学習発表会の中学部発表での名セリフ「Are you ready?」を使って、中学部1年生が盛り上げます。みんなのテンションもMAX!!
 続いて校長先生のお話です。青島日本人学校でのすばらしい経験は、ここで一緒にすごした仲間達とでしか分かち合えないという、お言葉をいただきました。何十年間も経って、昨年、この青島の地で行われた同窓会を例にしたお話に、みんな引き込まれていました。
 在校生による企画のトップバッターは、レク係による「サバイバルゲーム」です。3チームに分かれ(先生も)新聞紙の上に乗ります。じゃんけんで負けたチームは自分の新聞紙を半分に折っていきます。もちろん、折ってる時にも新聞紙からはみ出てはいけません。ゲームが進むにつれ、肩車をして、領地の少なさをカバーするチームも。結局優勝したのは、写真に写っているチームでした。
 レク係の次の企画は「ドッジビー」です。ドッジボールのボールの代わりにフリスビーを使う競技です。運動ができる・できない、があまり関係ないので、みんな必死で逃げたり、一生懸命投げたのに失敗したり・・・。ほのぼのとした、でもスリリングな時間を楽しみました。
 体がしっかりあたたまったあとは、心をあたためる時間です。中3が学習発表会で歌った「winding road」を、在校生が合奏で再現しました。この日のために、ソプラノ・アルトパートに分かれ、リコーダー・木琴・鉄琴・打楽器などなど、様々な楽器に取り組み、1ヶ月間練習を重ねてきました。演奏するだけでなく、拍手やターンを入れてミュージカルに近づけた演奏と、懐かしい思い出に、卒業生も自然に体が揺れて、曲に聴き入っていました。
 楽しい時間はまだ続きます。今度は場所を体育館から多目的室に移し、3年間の思い出をスライドで上映しました。中1の頃の初々しい自分から、今年の学習発表会で最高学年として成長した自分までの姿を見つめる卒業生達。懐かしさや恥ずかしさが入り交じった、楽しそうな笑い声が部屋中に響いていました。
 在校生からの贈り物はまだまだ続きます。次は、手作りのペン立てと、一人ひとりに在校生全員が書いた色紙のプレゼントです。心のこもった作品とメッセージに、自然と顔がほころぶ卒業生達。
 プレゼント贈呈の後は、卒業生からの言葉です。卒業生には知らされていないプログラムにみんな大慌て。嬉しさと感謝の気持ちを、焦りながらもがんばって自分の言葉で表現しようとしている姿に、この時間がすばらしいものだったんだな、と改めて感じさせられました。在校生にも、その思いはしっかりと伝わったことでしょう。
 在校生を代表し、中学部2年生から卒業生へ、今までの感謝の気持ちを込めた終わりの言葉です。「今まで本当にお疲れ様でした!」という気持ちのこもった言葉から始まったスピーチは、懐かしさ・寂しさ等々、様々な感情がわき上がり、途中で声につまり、涙に変わっていきました。それを見た卒業生の目にも涙が・・・。最後は在校生全員で心を一つに「ありがとうございました!」で締めくくり。相手に気持ちを伝えるには言葉も大切だけど、「心」が一番響くんだな、と感じさせてくれた素晴らしい終わりの言葉でした。
 最後はみんなで記念撮影! 笑いあり、涙ありの感動的な卒業式を送る会でした。こんな素晴らしい会になったのも、今までの卒業生のみんなのがんばりが、後輩に響いていたからこそ。これからそれぞれの道を歩んでいきますが、今日の思い出を大切にがんばってくださいね。
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